ターナーの絵画の特徴
風や大気を描いていたターナーの作品は、線がはっきりせずあいまいに見えます。
あいまいにも関わらず、ターナーが描く自然は力強く、圧倒的な存在感を感じることができるのです。
大気や風の動きを表現するために、円やだ円の構図を好んで描いています。
また、光を表現するために、色は白を多く使い明るさを出しているのも特徴的です。
ターナーの有名な絵画
一生の間に2万点以上の絵画を制作したターナーですが、
きちんと本人が管理していなかったために、ひどく傷んでいるものも数多くあります。
今も保存され、ターナーの代表作を紹介しましょう。
■戦艦テメレール号
ターナーがテムズ川を定期船にのっているときに、スクラップされる前の戦艦を見たのが題材になっています。
それを見たターナーは急いで数点のスケッチを描き、翌年この作品を完成させました。
ロイヤル・アカデミー展に出品されたこの絵画は絶賛されています。
この当時のターナーの絵はまだ船の形がわかりますよね。
ロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。
■ノラム城、日の出
ターナーが晩年に描いた作品で、彼の死後にこの絵画は発見されました。
城や崖が朝もやの中に建っているのが描かれているのですが、ぼんやりしていてほとんど見えません。
水彩画のように描かれていますが油絵です。
抽象的にも見えるこの絵画は、完成しているのか未完成なのか専門家たちを悩ませました。
ロンドンのテイト・ギャラリーにあります。
徹底した秘密主義だったターナーは、人間関係や絵画の手法に関しても周囲にあまり語りませんでした。
しかし、彼が残した絵画はのちの印象派たちにも影響を与えます。
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